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空と太鼓

北海道岩見沢市の「atrier 花*杢」 太鼓の製作・演奏/造形制作/身近な自然と生活について /空と倉庫という猫ブログもやっています。

宮島・出雲〜龍と玉の旅〜 第2話

 さて、宮島・出雲の旅第2話です。今回は龍にまつわる話。ではスタート〜。
 第一回でも書きましたが、杢は以前から、どうも龍神様とご縁がある気がしています。今はもう無いのですが、杢の祖父は蛇の神様を家に祀っていました。小さな頃からその神棚が怖くて、よく「なんで、蛇を祀ってるの?」と聞いたものです。親戚が言うには、祖父が子供の頃に蛇にいたずらをしたら、その呪が起こって云々。という話をしていましたが、今思えばそれは祖父が本当のことを伝えていなかったのではないかと思っています。龍と蛇は同一という話もあります。杢は、祖父は密かに龍神を信仰していたのではないかと思うのです。
 そして、どうも杢は祖父の性質を継いでいる気がしています。祖父は下駄職人でしたが、手先の器用さなどその気質も引き継いでいますし。
(余談でした。)
 では、今回の旅と龍神とどんな関係があるか。それは、古代出雲族の話につながります。この部分はあまり詳しくないので間違いもあるかもしれませんが、古代出雲と龍蛇神との関わりがどうも深いようなんです。これは、古事記などにはあまり記されていないことなので、諸説あるようです。また、宮島の弥山もやはり龍蛇に関係する場のようです。そんな話からも、今回は龍神様との関わりも深そう。と思うに当たる理由となっています。
(実際、空港から広島に向かう空にも龍雲らしきものが見られました)
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 話は、弥山に戻ります。厳島神宮の参拝を終え、「老舗うえのさん」のアナゴめし弁当を美味しくいただいた後、いよいよ目指す弥山への登頂を開始しました。(といっても、途中までロープウェイを使います。)お盆時期ということもあり、なかなかの盛況でロープウェイは50分待ちという状況。待ち時間の間、横にある川に入っていました。おかげで身心も清まり、ちょうどいい時間でした。

こういうことは禁忌だからダメって言う人もいるかもしれませんが、これがなかなか良かった。弥山に登る際には、オススメです。



 ロープウェイを乗り継いだ後、そこから山頂まで30分程度の道のりを歩きます。甘く見ていましたが、これがなかなかのハードな道のりで、登山初心者は注意が必要です。杢も、汗だくになりながら登りました。
 この弥山という山は弘法大師空海が開山したと記されていますが、実は宮島自体がもっと古代から重要な場所だったとか。今は、空海が開いた道のりが登山経路となっているようです。20分ほど登ると霊火堂に到着しました。
 以前、NHKの番組ブラタモリで弥山を特集していて、霊火堂の裏の岩肌に天狗様の顔が浮き出ているといっていましたが、見てみると本当にありました。同行者にも教えて、みんなでパチリ。こういうプチ情報、結構大事です。(^ ^)

 そして、もう少し登ったところからいよいよ弥山の巨石群が姿を現します。特に、「くぐり岩」
  と呼ばれる巨石を超えたあたりから、空気が変わった気がしました。どうも、そこが神社の鳥居のような結界的な位置付けである気がします。そして、ようやく山頂。イメージではもっと広いのかと思っていましたが、ほぼ半分が巨石に覆われている感じでした。ガイドマップなどの写真はみな、展望スペース上から広角で撮影しているのかもしれません。杢は一人で早速、巨石の周りをぐるりと巡ります。
 一般の方々は、みな展望スペースへ進むので、巨石の方にはほとんど誰もいませんでした。杢は岩に触れたり、岩に囲まれた御嶽(うたき)のような場所を見たりしていました。杢の弥山登頂の目的は本来、自分の作った太鼓をこの山頂で叩くこと。でした。しかし、残念なことに太鼓はありません。するとそこでまた「鈴を使え」という指令がピーン!と。(あったような、なかったような。)
 何をして良いのかもわからないので、とりあえず太鼓を叩くようなイメージで鈴を鳴らしてみました。気分も乗っているせいか、何んだか良い感じ。ただし、「心して参れ」とも言われており、言われる通り心してしばらくの時間鈴を鳴らしていると、自分の中で「これで終わって良いな。」という感覚となりました。そして、その終了と同時に雨が・・・・。
「神事を行う際は、雨が降る。それは印である。」という話を聞いたことがあります。以前、伊勢神宮の神事を見た際も宮司さんが祝詞をあげると雨が降り、神事が終わるとからりと晴れるという光景を見たこともありました。
また、「雨は龍神のいる証」とも言われるようです。ですから自分としては「これで良かったのかな。」と思いながらしばらく雨のふる中の山頂から、絶景を眺めていました。岩の反対向こうには人が沢山いるのに、この場には誰もいないような何とも不思議な感覚の時間でした。
 
 いつか、自分の作った太鼓で、このようなことができたら良いのにな。と思っています。でも、どうやったらそんなことができるのかこれまではわかりませんでしたが、今回の旅でちょっとそれが分かった気がします。型や手順ではなくそれを行う人間が、想いをその場で伝えれば良い。想いを音にすれば良い。ただそれだけで伝わるものがきっとあるのだと思います。「今度こそは自作の太鼓で。」と思っています。
 こうして弥山の山頂での目的は達成されたのですが、直後に草むらがガサガサと鳴り、一匹の蛇が一瞬こちらをチラと覗き、そのまま草むらに消えて行きました。きっと龍神様であったのではないか。と考えつつ、弥山からの帰路に着いたのでした。
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第2話はここでおしまいです。第3話はいよいよ出雲編。まだ飽きずに読めるという方は、ぜひ。
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HN:
杢 内山 貴雅
性別:
非公開

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